新年のごあいさつ

新年のごあいさつ

長野県議会議員 宮 本 衡 司

 

平成24年の新年を迎え、心より新春のお慶びを申し上げます。

昨年、3月11日に発生しました東日本大震災により、我が国は未曾有の国難に見舞われました。翌3月12日には、思いもよらぬ長野県北部栄村を震源とする震度6強という地震が発生し大きな被害を受けました。更に、6月30日には松本市を中心に長野県中部地震があり、正に自然災害の年でありました。

震災により被災された皆様方に、心から御見舞を申し上げますとともに、被災地の一日も早い復興を祈念いたします。

大きな被害を受けた栄村においても、道路、水田、山地等の復旧に全力を挙げてこれに取組み、農山村集落の持つ機能をどのように維持・再生させるかが今後の大きな課題となっています。復興までの道のりは決して平坦なものではないと思いますが、被災者への温かい支援を通して、私達は改めて人と人との支えあいや絆の大切さを再認識いたしました。そして、共に苦労を分かち合い、支えあって、この難局に立ち向かっていくことで、新しい社会の扉を開くことができると確信しております。

また、経済情勢は震災の影響により依然として厳しい中で、欧州諸国の債務問題やこれに影響を受けた歴史的な円高により、産業の空洞化や経済の下振れが懸念される深刻な状況が続いています。

県議会では、国に対し迅速な震災復興を求める意見書を提出し、震災対応のための補正予算を可決するなど、被災地の復旧・復興に向け最大限の努力を傾注してまいりました。震災対応並びに県内経済を下支えするための経済対策を主とした補正予算を審議・可決し、切れ目のない対応をしてきましたが、今後とも、県民生活の安全・安心の確保のため、取り組んでまいります。

皆様方にとって恙ない1年でありますようご祈念申し上げ、年頭のごあいさつといたします。